年末になるとNHKが良質のドキュメンタリーを再放送しますが
昨日は「戦後60年歴史を変えた戦場」などをずっと見てました。 さて、本日午後8:30より ETV特集・選 “ゼロ戦ニ欠陥アリ”公開された設計メモ▽名機に隠された弱点▽ガダルカナルの明暗を分けた新型機の投入▽設計者たちの苦闘と見果てぬ夢…▽柳田邦男 が再放送させます。 8月に放送された時に衝撃を受け、さらに姉歯事件の時も日本人は変わってないんだなと思いました。 それちゃいましたが開戦直後華々しい戦績をあげた零戦には様々な欠陥が認められていたのですが 根底から設計を見直さなければならない中、帝国海軍からはさらに厳しい要求を突きつけられ危険で安直な解決法を強いられ 貴重な人命を失ってゆくという話し。 当時の設計者曽根氏の記録から克明に解ってゆきます 山本五十六とパイロット達の意見交換会などのエピソードもあり非常に興味深いドキュメンタリーです。 マストです! インタビューにもありますが戦争末期大和魂の名のものとに自分の設計した零戦と若い命が散ってゆく姿をみて当時の設計者は無念だったに違いありません。 意地で後継機「烈風」の量産にめどがついた所で終戦。 アメリカ軍に破壊されてしまい設計者の理想を実現させた烈風の勇姿はついに見る事がありませんでした。 要は人命が最も貴重なものであると長期的戦略で見ていたアメリカ軍と 攻撃力と大和魂こそがアメリカを倒すと思い込んでいた帝国海軍との差でしょう。 それにしても「烈風」って名前、メチャメチャカッコいいよなぁ...不謹慎ですが 海軍からの要望で生まれたゼロ戦。はっきりした目標値も提示されていた 改良案も海軍からきつい締め付けがあった 目標値を満たすために徹底した薄肉構造に 試作機は空中分解で墜落していた アメリカ軍に徹底的に研究され対零戦の戦術は完成していた 機体は防弾処理がなく一番当てやすい翼に燃料タンクが多く搭載されていた やっと設計者として納得のゆく機体が完成するも終戦
by komupi
| 2005-12-31 15:51
| デザイン
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